大学職員は、長い間「ホワイト職業」の代表格とされてきました。
え、未だに大学職員ってホワイトじゃないんですか?
大学職員は、就職活動や転職活動では、未だに高い人気を誇ります。
ですが、実際に就職・転職をしてみて実態を知った後に辞める人も増えてきているといいます。
では、実際に大学職員を辞めた人たちはどのような理由で辞め、次に何をしているのでしょうか。
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ホワイト代表格の大学職員を辞める人が増えている理由
大学職員は、安定した収入と比較的長い休暇、福利厚生が充実していることから、「ホワイト職種」として人気が高いです。
実際、大学職員だというと婉曲的に「まったり高級で良いですね」と言われることが多いです。
はい、そういうイメージです。
しかし、近年は、以下のような理由で大学職員を辞める人も増えているんです。
大学職員が仕事を辞める代表的な理由を見てみましょう。
少子化などの影響で業界全体が不安定
少子化の影響で、学生数が減少している大学が増えてきています。
学生数の減少は、大学の収入減にダイレクトにつながり、職員の削減や給与の減額にもつながってしまいます。
また、大学改革やDX推進の影響で、業務量が急激に増加している大学も多いんです。
一部の大学では過酷な業務内容
大学によって、職員の業務内容は大きく異なります。
大学職員と一口に言っても、業務内容は、学生募集や入試事務、学生生活支援、経理など、多岐に渡ります。
しかし、一部の大学では、人手不足のため、まったく違う複数部署の兼務が当然のようにつけられてしまうなど、長時間労働や休日出勤が当たり前というブラックな職場環境も存在します。
私の知人も愚痴をこぼしていました。
大学職員に不適応
大学職員は、学生や教員、保護者など、様々な人と接する仕事です。
そのため、コミュニケーション能力や協調性が求められるシーンが、意外と多いです。
また、ご想像どおりルーティンワークも多いです。
なので、これに関しては近年に限った「大学職員を辞めたい理由」ではありませんが、人付き合いが苦手な人や、ルーティンワークが苦手だと、ストレスを感じてしまうことも多いですね。
実際に大学職員を辞めた人たちのエピソード
では、実際に大学職員を辞めた人たちは、どのような理由で辞め、辞めた後に何をしているのでしょうか。
自分で言うのもなんですが、私の大学は結構ホワイトなので離職率が低めなのです。
とはいえ、辞めた人も身近に数人いるので、そのエピソードを書きますね。
ただ、それだけではエピソード数が少ないので、他大にも調査対象を広げてみました。
大学職員を辞めた理由
大学職員を辞めた実際の理由を聞いてみました。
- 長時間労働と休日出勤
「年が明けて年度が変わるまでの繁忙期には、深夜まで残業をすることもありました。
休日出勤も当たり前で、プライベートな時間がほとんどありませんでした。
閑散期はめちゃくちゃ暇だったんですけどね。」(30代女性)
- 人間関係のトラブル
「教員から、パワハラを受けていました。
教員と職員ではレポートラインが違うので、誰に訴えてもどうにもならず。
また同僚との人間関係も良好とは言えず、職場に行くのが辛かったです。」(30代男性)
- キャリアパスへの不安
「大学職員は、特別なスキルが身につきません。
なので、いざ転職をしようとしたときかなり厳しいと、大学職員になってから気づきました。
将来のキャリアパスに不安を感じ、第二新卒での転職を決意しました。」(20代女性)
大学職員を辞めてよかったと感じる点
それでは、実際に大学職員を辞めてよかったのでしょうか?
辞めた後の状況やお気持ちを聞いてみました。
- 季節労働ではなくなった
「大学職員は、夏は暇ですが、繁忙期はとっても忙しいです。
私は、子供がいるので、そういった季節によって波のある生活は不都合だったんです。
現在は、年間の残業総時間はやや増えましたが、季節的な波がないので子育てと両立しやすいです。」(30代女性)
- やりがいのある仕事に就けた
「大学職員も嫌いではなかったけれど、10年ほど経った頃から、やりがいを感じられなくなっていました。
30代で未経験の職への転職活動は不安でしたが、今では自分が本当にやりたい仕事に就くことができました。
毎日が刺激的で、充実しています。」(30代女性)
- 心に余裕ができた
「仕事で無理難題を言われ、精神的に追い詰められて休職ののち、辞めてしまいました。
少しの後悔はありますが、あのままだと潰れていたので辞めてよかったです。
ただ、理不尽なことに遭遇するのは大学職員に限った話ではないだろうし、ちょっと早まったかもしれません。」(20代男性)
大学職員を辞めなければよかったと感じる点
- なんだかんだ言って大学職員は安定していたことに気づいた
「私がいた大学では、リストラにあった人を知りません。
仕事ができなければ、異動させられて終わりでした。
転職先企業では、表立っては分からないものも含め、割とリストラが頻繁に行われていることに気づきました。
いつか自分も肩を叩かれるのではとビクビクしています。」(30代男性)
- 時給が下がった
「大学職員はやはり高給の部類だったんだと痛感しました。
今は、残業時間が多いので、年間給与はほぼ変わっていませんが、時給換算するとだいぶ下がりました。
もう少し綿密に計算してから転職すべきでした。」(20歳女性)
- 離れてみて大学が好きだったことに気づいた
「私は大学という場が好きで職員になりました。
でも、大学職員から他業種への転職は厳しいと聞いて、若いうちに別の世界を見たくなってしまいました。
転職後、やはり大学職員は自分に向いていたなと気づきました。
前の職場に戻るのは気まずいので別の大学を受けようか、考え中です。」(20代男性)
大学職員を辞めた後、何をしているか
それでは、大学職員を辞めた人が、その後何をしているのか聞いてみました。
専業主婦
「夫が海外に赴任になったのでついていって、専業主婦をしています。」(30代女性)
不妊治療
「大学職員を辞めることはだいぶ悩みましたが、不妊治療に専念しています。」(30代女性)
第二新卒で民間企業に転職
「第二新卒での転職活動を経て、民間企業に転職しました。
大学職員とは全く違う職種ですが、新しいことに挑戦できています。」(20代男性)
法科大学院の学生
「大学職員は暇だったので、仕事の後に勉強して法科大学院を受験しました。」(20代男性)
地方公務員
「30代後半での転職活動は不安でしたが、地方公務員になりました。
仕事内容的には親和性があるように思います。
ただ、対応する相手は大学職員だったときのほうがマシでした。」(30代男性)
大学職員を辞める前によく考えよう
大学職員を辞める前に、以下のような点についてよく考えてみましょう。
大学職員が辛いのか、社会人自体が辛いのかをよく見極めよう
「大学職員をしていて辛い」と思ったとき、
- 大学職員の仕事が自分に合っていないから辛い
のか、
- そもそも社会人として毎日満員電車に乗ったり、上司の言うことを聞いたりするのが辛い
のかを、冷静に見極めることが重要ですね。
もし、社会人そのものが辛いのであれば、大学職員を辞めても解決しないですからね。
大学職員からの転職先としておすすめの業界と職種とは
大学職員の経験を活かせる転職先としては、以下のような業界と職種が挙げられます。
- 教育業界
大学職員から大学職員への転職も一定数います。
私の同僚にもいます。
また、私立中学校に行った人もいましたし、学習塾に転職した人も知っています。
このように、教育関連業界なら、大学職員時代の学生募集や入試事務、学生生活支援などの経験を活かすことができます。
- 一般企業の事務職
緻密な作業に向いていた大学職員の方であれば、一般企業の事務職も難なくこなすことができるでしょう。
アシスタント的な業務で重宝されることが多いです。
- 公務員
仕事内容の親和性は高いです。
それでも私が大学職員をおすすめする、その理由とは
大学職員の仕事は、インターネットで書かれているほど「めっちゃ楽勝」「超絶ホワイト」などではありません。
しかし、学生の成長をサポートしたり、大学運営に貢献したりする仕事は、大きなやりがいがあります。
また、安定した収入と比較的長い休暇、充実した福利厚生など、魅力的な点もたくさんあるんですよね。
そして、転職先としても「未経験OK」なことが多いので、業界を変えたい転職組に扉が大きく開かれているんです。
私は、前職では全く違う業界で働いていました。
でも、その業界は、どの企業も超絶激務だったんです。
同業他社のどこへ転職しても、同じような未来が待っているように思えました。
なので、20代後半になり、すでに第二新卒の時期を逃していた私は八方塞がりのような気がしていました。
けれども、未経験OKという大学職員という職を知ってからは、「もうこれしかない」と転職活動をがんばり、今はほぼストレスフリーで働けています。
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